こんにちは。サンフランシスコ在住21年、現地スピガイドのmiyukiです♪
2020年5月31日夕方、急に携帯の警報が鳴り、サンフランシスコ市から市民に緊急連絡が入りました。
その内容は、夜間外出禁止令。
2020年5月31日夜8:00〜6月1日朝5:00までとなっていますが、状況によって延長になる可能性があると思います。実際、近郊のサンノゼ市では、8:30pmー5:00amの夜間外出禁止令が1週間出され、解除されるかどうかは状況によるとの事です。
なぜ外出禁止令になったのか?
つい最近、アメリカ・ミネソタ州で黒人男性が白人警察官に首を押さえつけられ、なくなるという事件がありました。
全米各地30都市以上(140都市に増)で抗議デモが行われ、その一部の人が暴走化し、ショッピングモールや販売店の破壊や略奪がおきてしまいました。
サンフランシスコでは5月30日(土)の夜に暴走化が起こり、市内中心部のショッピングモールや販売店が破壊と略奪の被害を受けた他、違法花火や炎で250のメディカルコールがあったそうです。その為、市民の安全を守るために2020年5月31日夜8:00〜6月1日朝5:00までの夜間外出禁止令が出される事になりました。
現在、全米25の都市(現在40都市以上)で夜間外出禁止令が出されているとの事です。
夜間外出禁止令Curfew
サンフランシスコは、コロナの影響で外出禁止令の解除はまだされていません。そこにこの夜間外出禁止令が加わりました。
Shelter-in-Place(外出禁止令)と英語で見ると、禁止令という厳しいイメージではなく、家にいなければならないんだなと強制的な感じはあまり受けませんが、Curfew(夜間外出禁止令)と英語で見ると、政府からの強制で、違反すると捕まってしまうのではないかという重いイメージがあります。
携帯電話に警報が鳴ってから何があったのか調べてみると、私の住む場所から車で5-10分くらいのエリアが大変な事になっていたんだと知りました。
昨夜、夜中の3:00am頃に違法の打ち上げ花火が数回あって、その爆発音で目が覚めたのですが、これも暴走化した人たちによってされたものだとわかりました。
身を守る為にも、外出はしないで家にいましょうね。
その時間勤務している人、ホームレス、ジャーナリスト、医療の必要な人、警官、警備などの国家公務員は対象外となっています。
被害にあったお店
主にマーケットストリートとパウエルストリートのサンフランシスコ市内中心部にあるショップが被害にあっています。(ユニオンスクエア周辺も)
マーケットストリートで起きた破壊と略奪では、車やトラックをお店に横付けして商品を奪っていたという証言があります。
商品を略奪されたお店と略奪のターゲットになり窓ガラス破損などの被害にあったお店(一部のお店です)↓
- AT&T
- Apple Store
- CityCopy Print Shop
- Crate & Barrel
- CVS
- Dolce & Gabbana
- Goorin Bros.
- Grace Jewelers
- Marshall’s
- Sprint
- Swarovski
- Swatch
- Ted Baker Store
- Tiffany & Co.
- Urban Outfitters
- Westfield shopping mall
サンフランシスコのチャイナタウン、近郊の市オークランド、エミリービル、バレーホでも破壊と略奪がおきたとニュースになりました。
おわりに
ニュースのアップデートはどんどんなされると思いますが、現時点ではカリフォルニア州からサンフランシスコ市に200人の警察の応援が入ったという事です。
また、パウエルBART駅やシビックセンターBART駅が封鎖となっていたり、販売店の営業時間にも影響が出ているようなので、ニュースなどで必要なアップデート情報を入手してくださいね。
※この記事のソースと写真はSan Francisco Chronicle から
市民の携帯電話に入った緊急連絡内容(英語)はこちら
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