こんにちは。サンフランシスコ在住21年、現地スピガイドのmiyukiです♪
世界中に広がるコロナ感染のニュースを見ていると、危機感や恐怖心ばかりを覚えてしまいますよね。
ニュースで伝えられているのは、その瞬間にその人たちが見たもの感じたものの一部で、同じ状況下にいても感じ方は人それぞれだと思うんです。
今現在、私はサンフランシスコで外出禁止令の状況下にいますが、パニックでもなければ、恐怖に怯えて暮らしているわけでもないので、私が見た・体験しているサンフランシスコ現地の状況をお伝えして、少しでも安心して頂けたらという想いを込めてこの記事を書く事にしました。
状況は日毎に変わると思いますが、この記事は2020年3月18日現在(アメリカ時間)のものになります。
外出禁止令が出された
サンフランシスコとベイエリア周辺の街に不必要な外出を禁止する外出禁止令が勧告されました。
サンフランシスコ、サンタクララ、サンマテオ、マリン、アラメダ、コントラコスタ、サンタクルーズ郡から始まり、後にバークレー、サンタクルーズが加わっています。
サンフランシスコは全米でもロックダウン(封鎖)をとった最初の都市で、イタリアと同じような厳しい措置をとりました。早めの行動をとる事で、ウィルス拡散にブレーキをかけるというのが狙いのようです。
外出禁止令の期間は3月17日午前0時から4月7日まで。状況によっては長引く事があるようです。
ウィルステストに限りがある事から、実際の感染者数は更に多いといわれています。その理由もあってか、外出禁止令という厳しい措置を早めにとったのだといわれていますね。
「外出禁止令」ずっと家の中にいなければならないの?
食料品の買い物、病院に行く、薬を買いに行くなど、生活にどうしても必要な場合の外出は許可されているのでご安心を♪
また、散歩、ジョギング、ハイキング、犬の散歩の外出は許可されているので、新鮮な空気を吸って息抜きができます。ただし、他の人たちと6フィート(1m80cm) 距離をあけなければいけません。集団での外出も禁止されています。
営業・一時休業しているお店
この期間、食料品店、銀行、ガソリンスタンドなど生活に欠かせないお店は引き続き営業されますが、バー、ジム、レストランなどのお店は一時休業となっています。
しかし、お持ち帰りやデリバリーはできるので、一部のレストランやカフェから飲食を手に入れる事は可能なんですよ。
★営業しているもの↓
- 食料品店
- フードバンク
- ファーマーズマーケット
- 薬局
- 病院
- レストラン&カフェ(持ち帰り&デリバリーのみ)
- 獣医
- ペットショップ
- ガソリンスタンド
- 車修理店
- ホームセンター
- 銀行
- コインランドリー
- 託児所
- 在宅ケアサービス
- 宅配サービス(食品、グッズ、サービスなど)
- 宅配・郵便
- 航空・タクシー・交通機関
- 農業
- 漁業
- 新聞社・テレビ・ラジオなどのメディア
- 配管・電気工事サービス など
★一時休業しているもの↓
バー、ナイトクラブ、映画館、エンターテインメント、ジムなど。営業している上記以外のものすべて。
大手ショッピングモールのメーシーズ、J.Cペニー、ノードストロムや、GAP、ビクトリアシークレット、セフォラなどは現在一時的に休業となっています。
しかし、ショッピングモールのオンラインショッピングは利用可能です。
ユニクロは、アメリカ国内50店舗を一時閉鎖。再開時期は決まっていません。
リーバイスは、2020年3月27日までアメリカ国内の全店舗を一時閉鎖。
カルバン・クラインは、2020年3月29日まで北米とヨーロッパの全店舗を一時閉鎖。
外出禁止令中の禁止事項
- 不必要な外出禁止
- 10人以上の集まり禁止
- 外出時、一緒に住んでいない人とは6フィート(1m80cm)の距離をとる
- 自転車、車、交通機関、スクーター、スケートボード、徒歩などすべての不必要な移動は禁止
これらに従わない場合、軽犯罪となり、90日以下の刑務所留置か、50ドル以上1000ドル以下の罰金が科せられます。
私の感想・経験
スーパー・商品の状況
国家非常事態宣言が出された事を知らず、翌日いつものように食品を買いに行き、トレーダージョーズで見た光景には驚きました。
野菜も果物もほぼなく、冷凍食品、缶詰、パスタ、冷凍魚は空っぽ。シリアル、お肉もほぼ無し。生まれて初めて見る光景に恐怖心と危機感を覚えました。
次にコストコに行ってみると、トイレットペーパーが全くなくて、えっ!もう、こんな状態になってるの?!と本当に焦りました。
でもお肉、魚、野菜、パンなど他の商品は通常のようにまだまだあったので、食品に関しての焦りというものはなかったです。
トイレットペーパー、殺菌剤、水、冷凍食品、缶詰、パスタ、インスタントラーメン、日持ちするものが真っ先になくなっていますね。
普段からあまりストックを持たないので、日持ちのするものを買った方がいいと思い、次の日は買い物でお店をはしご。
コストコは開店してからも朝から300人ほど並んでいて、他のスーパーでも入店するのに列ができていました。並びましたが、トイレットペーパーやパスタなど、欲しいと思っていたものが買えたのでよかった(^^)
コストコ同様、大手のスーパーマーケットのSafeway でも結構、食品はあったので、普段からそんなに商品数を多く置いていないから、トレーダージョーズではあっという間に棚が空っぽになったのかなと思います。
空っぽの状態を見た時は焦りましたが、他を周って見てみると、ものはまだある。毎日または2-3日に1回商品は搬送されているのだということがわかります。
今日は、犬の散歩がてらにウォルグリーンズ(ドラッグストア)に行ったら、ラッキーな事にトイレットペーパーがありました! 午後に行ったのに棚にはまだ在庫がありました。
買えなかった時は、たまたま運が悪かっただけで、日にちや時間を変えてまた行くと買えたりするものだなと思います(^^)
日本でも、店頭で買えない時はネットでチェックしてみると良いですよ。カフェの状況
コーヒーの持ち帰りをするのにお店に行きましたが、スタバや他のカフェでは、椅子がすべて片付けられ、店内と店外に座る事ができないようになっています。
店内でゆっくりはできませんが、コーヒーはちゃんと購入できるので有難いです♡
その他の状況
サンフランシスコ市内は静かになりました。
平日の帰宅時間帯5:30pmにダウンタウンを車で通りましたが、車や人がほとんどいなくてスイスイと走れました。普段の交通渋滞がウソのようです。
自宅からの仕事に切り替わった会社もあるので、オフィス街は閑散としていました。
いつもの交通量がないせいか、パトロールする警察と駐車違反を取り締まるチェックが多く目につきます。外出禁止令が出されている最中なので、パトロールが強化されているのかなという印象を受けました。
おわりに
この記事を書くのにいろいろリサーチしていて怖くなりました。ニュースでは感染者増加や、経済の打撃など不安になるような話題ばかりなので、ニュースばかりを見るのはどうかな?と思いました。
状況は日毎に変わるので、ニュースから情報を得るのは大事です。でも見続けるのは恐怖心が強く植え付けられるような気がしたので、適度に情報を取り入れるというのが私には合っているかなと思います。
外出禁止令は突然勧告されましたが、もし前もって知らせると住民がパニックになりお店に駆け込むという事が起こり得るので、それを避ける為だったのかもしれませんね。
アメリカでもその深刻さが増していると報道されたり、外出禁止令と聞くと怖いイメージがあると思いますが、その中で生活している私たちは比較的、普通に暮しています。
人によってはパニックになって不安にかられている人がいるかもしれませんが、私が見る限りではスーパーの中は混乱していないし、人に笑顔が見られるので、譲り合いながら、協力しながらこの時期を乗り越えていけたらと思います。
不安や心配になったら、自分の望む未来をイメージして、良い現実を引き寄せていきましょう〜(^^)
こちらも合わせてご覧くださいね。↑
スポンサードリンク